ペンデュラム召喚について
遊戯王OCGの世界には、通常召喚、アドバンス召喚だけではなく様々な召喚方法があります。
そんな中から今回はペンデュラム召喚について解説します。
2014年の新ルールにより加わった新しい特殊召喚法がペンデュラム召喚です。
ペンデュラム召喚は2枚のペンデュラムカードを駆使することにより、一気に大量のモンスターを特殊召喚することが可能です。
召喚方法
ペンデュラム召喚とはペンデュラムモンスターという特殊なモンスターを使って行う召喚方法です。
まずは自分のメインフェイズに、フィールドのペンデュラムゾーンに手札からペンデュラムモンスターをセッティング(発動)します。
これは永続魔法やフィールド魔法などと同様に手札からペンデュラムゾーンに置くことで発動します。
またカードの効果などによって破壊されない限り、発動後は置かれたペンデュラムゾーンに存在し続けることになります。
新たなフィールド魔法のように新しいペンデュラムカードを出して上書きするといったことはできません。
ペンデュラムゾーンに2体のペンデュラムモンスターが置かれた状態になったら「ペンデュラム召喚をします」と自分のメインフェイズの際に宣言してください。
2体のペンデュラムモンスターのペンデュラムスケールの数字を確認して、その間の数字のレベルのモンスターを空いているモンスターゾーンの数を限度として手札及びエクストラデッキから特殊召喚することができます。
ペンデュラム召喚の手順は以上で終了です。
通常、フィールドから消えるカードは墓地に送られるのですがフィールドから墓地へ送られるペンデュラムモンスターはエクストラデッキに置かれます。
この時他のカードと区別するため表向きでエクストラデッキに加えます。またこの際、エクストラデッキの枚数が16枚になってもルール違反には該当しません。
エクストラデッキゾーンにペンデュラムモンスターがある状態でペンデュラム召喚を宣言した場合には、エクストラデッキゾーンに置かれたペンデュラムモンスターも召喚されたモンスターに含めることが可能です。
ただしペンデュラム召喚できるモンスターのレベルについてはあくまでも、左右のペンデュラムゾーンに置かれたペンデュラムモンスターのペンデュラムスケールの数字によって決定されることに注意してください。
特殊召喚されるモンスターの数については、ペンデュラム召喚を宣言したプレーヤーが任意に決定することができます。
ペンデュラムスケールの数字について、ペンデュラム召喚を行う場合にはしっかりと確認することが重要です。
左右のペンデュラムゾーンに同じ数字のペンデュラムモンスターを置いた場合(例えば「1」と「1」など)や、数字が1つしか違わないペンデュラムモンスターを置いた場合(例えば「1」と「2」など)などには、その間の数字が存在しないためペンデュラム召喚はできないのです。
それぞれのペンデュラムゾーンにあるペンデュラムモンスターのペンデュラムスケールの数の間の数に該当するレベルのモンスターをペンデュラム召喚を宣言してエクストラデッキあるいは手札または両方から特殊召喚します。
初心者は間違いやすいのですが例えば1~8のスケールであった場合出せるモンスターはレベル1~8ではなくその間の数値の2~7のレベルのモンスターです。
ペンデュラムモンスターの基本ルール
ペンデュラムモンスターについては、モンスターゾーンに出す際は、基本的には普通のモンスターカードとして扱うことになります。
ペンデュラムゾーンに出す場合は、魔法カードの扱いで手札から発動してペンデュラムゾーンに置くことができます。
ペンデュラムゾーンに置かれた状態ではモンスターとしては扱われず、魔法カードとして扱われます。
モンスターカードゾーンではモンスターとしての効果を持ちますし、またペンデュラムゾーンではペンデュラム効果を発揮数することができます。
カードでは上下にテキスト欄が区切られていて、上部にはペンデュラム効果について、下部にはモンスター効果についてが記載されています。
モンスターとしてのレベルとは別に、ペンデュラムスケールの数字を持ちます。カードの右側(赤)と左側(青)の2箇所にペンデュラムスケールが記載されているのですが、カードの数字は今のところは左右同じとなっています。
ペンデュラムモンスターがフィールドで破壊やリリースされた場合には、墓地へ送られるのではなく表側表示でエクストラデッキに加えることになります。
フィールド上で魔法カード扱いだった場合でもモンスター扱いだった場合でも、いずれもエクストラデッキに加えることが可能です。
また召喚や特殊召喚や反転召喚が無効となって破壊された場合には、フィールド上で破壊されたことにはならないため墓地に送られることになります。
表側表示でエクストラデッキに置かれたペンデュラムモンスターについては、ペンデュラム召喚が行われた場合にはフィールド上に特殊召喚することができます。
特殊召喚モンスターには該当しないため蘇生制限は適用されません。また墓地に送られたペンデュラムモンスターについても同様に蘇生や帰還を行うことができます。
ちなみにペンデュラムゾーンに置かれた状態では魔法カードとしての効果が適用されることになり、モンスターとしての効果は適用されないのです。
ペンデュラムモンスターは特殊な魔法カードとして分類されますので、従来の「儀式」「即効」「装備」「フィールド」「永続」「通常」などとは別のカードとして扱われます。
また「魔法&罠ゾーン」の5枚にも含まれません。通常のフィールド魔法などとは異なり、ペンデュラムモンスターがペンデュラムゾーンに置かれている場合にはプレイヤーの意思による置き換えはできません。
また一度置かれたペンデュラムモンスターは、破壊されない限りペンデュラムゾーン上に存在し続けることになります。
ペンデュラムモンスターはペンデュラムゾーンに空きがあれば自分の1ターン中に何度でも置くことができます。
ただしペンデュラム召喚を宣言することができるのは自分のターン中に1回だけです。