王宮のお触れの情報・買取価格等をピックアップ!
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
このカード以外のフィールドの全ての罠カードの効果は無効化される。
「王宮のお触れ」は1999年10月17日発売のBOOSTER5にて登場しました。お互いのフィールドの全ての罠カードの効果を無効にする効果を持つ永続罠カードです。
登場時のレアリティはノーマルでしたが、DUELIST LEGACY Volume.4にてレアで再録され、BEGINNER’S EDITION 2ではスーパーレアで再録されるなど多数の再録とレアリティが存在するカードです。
その強力な効果から2007年9月1日の制限改定において準制限カードにしていされてしまいます。その後無制限と準制限の間を行き来して、2010年9月1日に無制限カードとなりました。
●効果説明や使い方等
初期から活躍している有名なメタカードの代表とも言える一枚です。フリーチェーンでありながら罠カードの無効化は非常に強力で、フィニッシャーのサポートとしても使用されます。とは言え効シンプルな効果が故に穴が多いのが難点で、弱点がいくつか存在します。
まず、永続罠カードということで効果解決時に場に存在していなければ効果が適用されないことから「サイクロン」や「ツイン・ツイスター」などをチェーン発動されてしまうと罠カードの効果を無効化することは出来ません。また、「王宮のお触れ」の発動時にチェーン発動された罠カードは、逆順処理にて効果の発動を行うことから、この場合も無効化することが出来ません。
そのため発動タイミングが非常にシビアとなるカードで、相手のプレイングを見極めることが重要となります。基本的には確実に発動できるタイミングを見計らっての発動か、無効にしたいカードの発動に対して、最終チェーンで発動することで確実な罠カードの無効化が可能となります。
先に発動さえしてしまえば「神の宣告」や「神の通告」といった採用率の高いカウンタートラップでさえも無効化出来てしまう反面、自身の罠の効果も無効化してしまう点には注意が必要です。
似た効果では1ターン限定の「トラップ・スタン」が存在しますが、通常罠なため破壊による効果の不発もないことから確実性においては「トラップ・スタン」の方が優れているといえます。しかし、「王宮のお触れは」永続罠カードなことから、維持さえ出来れば非常に強力なメタカードとして罠カードをロックし続けるためその性能は一長一短であると言えます。
●まとめ
非常に高い汎用性を持ちながら、数々のパックやストラクチャーデッキなどで再録があったことから入手も容易で価格も落ち着いています。希少性の高いスーパーレアなどのレアリティは500円~1.000円前後となっていますが、ノーマルやゴールドレアのものは100円前後となっています。