2016/04/27

最新ブースターパックTDIL収録、「涅槃の超魔道剣士」をピックアップ！

最新弾であるザ・ダーク・イリュージョンのパッケージに描かれているモンスター、「涅槃の超魔道剣士」（ニルヴァーナ・ハイ・パラディン）のカードを紹介します。このカードアニメ遊戯王ARC-Vにて主人公榊遊矢の使用モンスターであり、シンクロモンスターでありながらペンデュラムモンスターでもある今までになかった、前代未聞のカードになっています。

大きな特徴として挙げられるのが、その特殊な召喚方法でしょう。シンクロモンスターとして、普通にチューナーを用意して召喚をすることも可能です。ですが、そうするとこのカードの真価とも言える効果を発揮できません。

その効果を発揮するためには、なんとペンデュラムモンスターをチューナーに使用しなければなりません。しかもそのペンデュラムモンスターも、ペンデュラム召喚をしたものでなければならないので、召喚をする際には注意が必要です。けれども、それさえクリアすれば、驚きの効果を活用できるので、一苦労してまでも召喚しても十分に価値があります。

tdil-046s

涅槃の超魔道剣士の効果

「涅槃の超魔導剣士」の効果は、通常のモンスター効果と、ペンデュラム効果があります。まずは3つのモンスター効果をご紹介します。

①のモンスター効果は、前述したペンデュラム召喚をした、ペンデュラムモンスターを素材にして召喚した場合に発動できる効果です。その効果は、自分の墓地のカードを一枚回収できるというものです。これは、「覚醒の魔道剣士」と似ていますが、そちらの場合ですと魔法カード限定でした。しかし、涅槃の超魔道剣士の場合にはその制限はありません。つまり、魔法カードでも罠カードでもモンスターカードであっても、なんでも墓地からサルベージすることが可能なのです。「神の宣告」などを回収してセットすれば、よりこのカードの効果を発揮できるようになるでしょう。

②の効果ですがこちらは、このカードが戦闘で相手のモンスターを破壊したとき、相手のライフを半減させるというものです。この効果は、破壊すれば発動するので、相手カードを墓地に送る必要もなく、しかもペンデュラムモンスターを破壊したときも効果を発動させることが可能です。発動パターンを複数用意できる上、ライフ半減はかなりおいしい効果と言えるでしょう。

最後に、③の効果ですが、モンスターゾーンのこのカードが、戦闘、または効果で破壊されたときに、ペンデュラムゾーンに置くことが可能、という効果です。この効果は、ペンデュラムゾーンに置く際に必ず必要になる効果です。ですが、一つだけ注意が必要なのは、ペンデュラムゾーンに空きが必要になることです。「覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン」も似たような効果ですが、そちらの場合はペンデュラムゾーンに他のカードがあったとしても、破壊することが可能ですので、わざわざ空きスロットを作る必要はありませんでした。

しかし、その効果のない「涅槃の超魔道剣士」は、ペンデュラムゾーンが埋まっていれば置くことはできなくなってしまうため、注意が必要なのです。それさえクリアしていれば、次のペンデュラム効果を発揮させることができるようになります。

涅槃の超魔道剣士の効果のペンデュラム効果

次に、二つのペンデュラム効果についてです。まず、一つ目のペンデュラム効果は、自分のペンデュラムモンスターが攻撃する場合、戦闘では破壊されずに、自分に発生するダメージもゼロにできる、というものです。自分のモンスターが攻撃をする場合、ということで、相手の攻撃ではこの効果は使えず、当然破壊もされますし、ダメージも受けます。それでは意味がないかと思われるかもしれません。ですが、この効果は次の二つ目の効果を発動させるための効果でもあるのです。

その二つ目のペンデュラム効果は、自分のペンデュラムモンスターが攻撃をしたダメージステップ終了時に、相手の全てのモンスターの攻撃力をそのターンの間、攻撃をしたモンスターの攻撃力分だけ下げることができる、というものです。この効果は1ターンに1度という制約もないので、複数回使用可能です。そうすることによって、相手のモンスターカードの攻撃力をゼロにまで下げてしまうことも可能です。

この効果は特に「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」との相性が良く、そうでなくとも、他のモンスターカードで相手のモンスターを殴り倒すだけでもかなりのダメージを与えることが可能です。この効果をいかに使用できるかどうかが、涅槃の超魔道剣士を使いこなすキモとも言えるでしょう。

まとめ

最新弾の顔にして、デメリットも特になく、一線級の効果、攻撃力を秘めたこのカードの活躍への期待に胸を膨らませていることでしょうが、使用する際には、いかにこのカードをペンデュラムゾーンに送るかが相手との駆け引きとして重要になることでしょう。相手のターンに破壊されてしまえば、このカードはペンデュラムゾーンには送れないため、効果を発揮し尽くすことは不可能です。

ですので、相手に破壊されてしまう前に、自分でこのカードを破壊する方法を用意しておくと、なお一層使用しやすくなることでしょう。また、使用者が増えることも見越して、対策を練っておくことも重要です。使わない場合も、使う場合も、このカードの効果には十分に注目しておいて損はないはずです。ぜひとも涅槃の超魔導剣士を、使いこなす、もしくは倒せるだけの対策を練るためにも、情報を仕入れておきましょう。