シンクロ召喚について
遊戯王OCGの世界には、通常召喚、アドバンス召喚だけではなく様々な召喚方法があります。
そんな中から今回はシンクロ召喚について解説します。
まず最初にシンクロ召喚は2008年にアニメ「遊戯王5D’s」放送に合わせて登場した召喚方法であり、チューナーと呼ばれるモンスターとチューナー以外のモンスターを素材としてシンクロモンスターを召喚する召喚方法です。
召喚方法
シンクロ召喚はまず自分フィールド上にチューナーモンスター1体とチューナー以外のモンスターを1体以上揃えて互いのレベルの数値を足したレベルのモンスターがシンクロモンスターでありエクストラデッキから呼び出します。
例)レベル3の「ジャンク・シンクロン」(チューナーモンスター)とレベル2の「スピード・ウォリアー」(チューナーでないモンスター)を素材として墓地に送り、エクストラデッキからレベル5の「ジャンク・ウォリアー」をシンクロ召喚できます。
シンクロ召喚は、他の召喚方法と同様に主に自分メインフェイズ時にシンクロ召喚は行えます。
シンクロモンスターを特殊召喚する際は、表示形式を表側守備表示か表側攻撃表示かのどちらかを選択します。
チューナーについて
チューナーモンスターは、シンクロ召喚に必要なモンスターです。シンクロ召喚を行う場合、素材とするモンスター達にチューナーモンスターが合わさり全てのレベルを合計した数値のシンクロモンスターが召喚できるようになります。
チューナーモンスターである場合、チューナーとカードに記載されています。他にチューナーでなくてもカードの効果を使ったりしてチューナーモンスターに変更する等といった方法もあります。
シンクロ召喚を行うには、まずチューナーがいなければ始まらないのです。ちなみにチューナー同士でシンクロ召喚は行う事はできません。必ずチューナー1体にチューナー以外のモンスターが必要になります。
シンクロ召喚の注意点
まずシンクロ召喚はエクシーズ、ペンデュラム召喚と同様に宣言して行う特殊召喚の一種でルールによる召喚方法なのでチェーンブロックを作りません。
このためモンスターの召喚時に優先権を使ってすぐさまシンクロすることや何かにチェーンしてシンクロ召喚を行うことはできません。
そして初心者に多い間違いがシンクロ召喚時のチューナーの数ですチューナーは基本的に必ず1体でシンクロモンスターに指定されていない限りはチューナーが2体になったり3体になったりはしてはいけません。
そしてシンクロ召喚は素材を墓地に送ってから宣言しますこのためシンクロ召喚を無効にされてしまった場合でもシンクロ召喚に使用した素材は墓地へ送られたままです。
さらにシンクロ召喚に使用する素材を墓地に送る行為は「コストを支払う」行為なので墓地のカードが除外される状況や墓地にカードが送れない状況であってもコストとして墓地に送るあるいは除外するといったことが例外的に可能になります。
ちなみにシンクロ召喚を「神の宣告」等で無効にされてしまった場合や正規のシンクロ召喚をせずにカード効果で直接エクストラデッキから特殊召喚されたシンクロモンスターが墓地へいった場合、「死者蘇生」などを使って復活させることはできません。
その理由は召喚条件を満たしていないからです、融合やエクシーズとおなじく正規の手段でシンクロ召喚された場合にのみ墓地へ送られても墓地からカード効果での蘇生が可能になるのです。
シンクロ召喚した時に発動できる効果
シンクロ召喚時に発動できるのは誘発即時効果のみです誘発即時効果はチェーンブロックの存在するモンスター効果で通常スペルスピードが1のモンスター効果が誘発即時効果だとスペルスピード2として扱われます。
さらに発動に成功した場合モンスターが場にいなくなっても効果を失わないという特性がありますこのため「天罰」などで効果そのものを無効にされない限り効果はほとんどの場合で発動します。