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モンスター効果について~誘発効果とは~

効果モンスターとは、魔法カードのような効果を発揮することができるモンスターカードのことです。

効果を持ってるモンスターが発揮する効果を「モンスター効果」と呼び、以下4つの種類に分かれています。

・永続効果
・起動効果
・誘発効果
・誘発即時効果

では、「誘発効果」とはどんなものか説明しましょう。

「誘発効果」とは、何らかの発動タイミングを満たしたときに発動する効果です。タイミングを満たせば必ず発動する効果もあれば、発動するかどうかコントローラーが決められる効果もあります。

起動効果と異なり、条件を満たしさえすれば相手ターン中でも発動できます。新ルール適用前に存在していた「リバース効果」は現在ではこの誘発効果の一種ということになっています。

リバース効果について

リバース効果を持ったモンスターの発動条件は、カードが裏側表示から表側表示になったときに発動できます。この際、表示形式は関係ありません。

但し、裏側表示のまま破壊されたりした場合は発動しません。

表にする方法は大きく分けて3つあります。

1.裏側表示のリバースモンスターが反転召喚したとき。

2.裏側表示のリバースモンスターが相手モンスターからの攻撃を受けたとき。確認のため表側になります。

3.カードの効果で裏側から表側になったとき。裏側表示モンスターを表にする。と言ったカード効果。

発動するタイミングは、基本的には誘発効果と同じように条件を満たしたいればその場で発動します。

しかし、いくつか違う点があります。リバースモンスターの効果は全てタイミングを逃しません。よって~したとき~できる。と書かれていても発動できます。

戦闘によって表になる場合は以下のように発動します。

1.ダメージステップ開始時
裏側表示のリバースモンスターを攻撃対象に選んで攻撃を宣言する。

2.ダメージ計算前
裏側表示モンスターを表にする。このタイミングで発動が約束はされますが、発動はまだしません。

3.ダメージ計算時
お互いの攻撃力、守備力を照らし合わせます。

4.ダメージ計算後
戦闘の結果を出します。このタイミングでリバース効果が発動します。

5.ダメージステップ終了時
戦闘の処理を行う。負けたモンスターなどを墓地に送ります。

よってリバース効果はお互いの攻撃力や、守備力を照らし合わせて勝敗の結果を出した後に発動します。

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発動条件について

誘発効果は条件を満たしたときに発動します。条件を満たしていれば相手ターンでも発動可能です。発動したときにチェーンブロックは作られ、スペルスピードは1になります。

「誘発効果」は~したときや、~した場合などの条件を満たしたときに発動する効果です。その多くは、カードにこう書かれているものをさします。

召喚に成功したとき発動できる。またはする。
墓地に送られたときに発動できる。またはする。
ダメージを与えた時に発動できる。またはする。
スタンバイフェイズ時に発動できる。またはする。

モンスターの誘発効果の具体例

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発動するタイミングですが、基本的にはスペルスピードが1なので通常魔法と同じような感覚で発動します。そのため、通常はチェーンできないのですが、複数のカードが同時に発動した場合チェーンを組んで処理を行います。

例えば破壊されることで発動する誘発効果が2つ同時に起こった場合は、自分の誘発効果、相手の誘発効果の順番でチェーンを組んで処理を行います。

戦闘のダメージステップ中には発動できるものとできないものがあります。~するや、~した場合と書かれていれば発動し、戦闘の処理が行われた後、誘発効果の処理を行います。

しかし、これに関しては例外もあり、裁定によるので、ダメージステップで発動できるかどうかはよく確認する必要があります。

また、~したとき~できる。と書かれている誘発効果はタイミングを逃して発動できないことがあります。

主な状況は発動時に召喚などのルール的な処理が入る。例、召喚と同時に誘発効果が発動する。

発動時に別のチェーン処理が入る。例、一度チェーンを組んで効果の処理を行っているときに誘発効果が発動する。

発動時に他のカードの処理が入る。例、発動した後、~すると言った発動後の処理。これらのようなことと発動するタイミングが重なるとタイミングを逃して発動できなくなります。

<例>キラートマト等

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誘発効果モンスターの一例

黒き森のウィッチ

このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、自分のデッキから守備力1500以下のモンスター1体を手札に加える。

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フィールドから墓地へ送られた時、デッキから守備力1500以下のモンスター1体を手札に加えられる効果です。現在は禁止カードになっていますが、「クリッター」と並んであまりにも有名すぎる誘発効果モンスター。また、「巨大ネズミ」や「キラー・トマト」などのいわゆるリクルーターも同様に誘発効果に分類されます。

黄泉ガエル

自分のスタンバイフェイズ時にこのカードが墓地に存在し、自分フィールド上に魔法・罠カードが存在しない場合、このカードを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。この効果は自分フィールド上に「黄泉ガエル」が表側表示で存在する場合は発動できない。

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自分フィールド上に魔法・罠カードが存在しなければ、自分スタンバイフェイズ時に、墓地にあるこのカードをフィールド上に特殊召喚できるという効果。マスタールール3の適用前は起動効果に分類されていましたが、現在の裁定では誘発効果としてされています。このように、どのカードの効果がどの分類に当たるかというのは一義的なものではなく、その時々の裁定で変わるということがあります。

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