ギャクタン
(1):罠カードが発動した時に発動できる。その発動を無効にし、そのカードを持ち主のデッキに戻す。
「ギャクタン」は2014年5月17日発売のコレクターズパック-伝説の決闘者編-で登場しました。
罠カードの発動を無効にし、そのカードを持ち主のデッキに戻す効果を持つカウンター罠カードです。
登場時のレアリティはノーマルで、現在再録はされていません。
●効果説明や使い方等
ノーコストで発動できる数少ないカードで、罠カードの発動を無効にしてデッキに戻すという変わった効果を持っています。似た効果を持つ「盗賊の七つ道具」と比べると、ライフコストを払わずに発動出来ますが、破壊を行わないため再発動される恐れがあります。
しかし、罠カードの性質上引き直してきてもそのターンに使用することが出来ず、1ターンセットしておかなければならないため、やや軽めのドローロックとしても役立ちます。
何よりライフコストを支払わずに発動が出来るため、「神の宣告」や「神の通告」といった発動時にライフコストが必要となるカードに対して発動することでライフアドバンテージを得ることが出来ます。
現環境においては「神の通告」や「神の宣告」といったカウンター罠の採用率は高く、スペルスピードの関係上同じカウンター罠カードでなければ発動を無効にできないため、多くの場面で活躍が期待できます。
また、墓地で再度効果の発動を行える「ブレイクスルー・スキル」や「スキル・プリズナー」、破壊をトリガーに効果の発動を行う「アーティファクトの神智」といった通常罠に対しても強く、デッキに戻してしまうことで無力化することが可能です。
罠カードの無効化という点においては発動後あらゆる罠カードの効果を無効化出来る「トラップ・スタン」が存在しますが、自分の罠カードも無効にしてしまう点やスペルスピードについては勝っていますが、破壊や除去の際に発動できるフリーチェーンである点などでは劣ってしまいます。
ノーコストで発動できる手軽さや使いやすさを活かして使用したいところですが、罠カードの採用枚数は5枚前後の場合が多く、その他のカードと併用する場合は腐ってしまうため、デッキのバランスに注意しましょう。
●まとめ
イラストに電話機が描かれていることから、発信者の位置を特定する逆探知がモチーフになっていると考えられます。
アニメ5D’sにおいては牛尾が使用しています。対戦相手である遊星の発動した「くず鉄のかかし」を無効にしてデッキに戻しました。
現在の価格は50円前後となっています。