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自分の墓地に存在するフィールド魔法カード1枚をゲームから除外する事で、このターンのエンドフェイズ時までこのカードは除外したフィールド魔法カードと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。この効果は1ターンに1度しか使用できない。
「疑似空間」は2010年9月18日発売のEXTRA PACK Volume 3にて登場しました。
1ターンに1度、墓地のフィールド魔法カードを除外して同名カードと扱い、同じ効果を得ることが出来る効果を持つフィールド魔法です。
登場時のレアリティはノーマルレアで、現在再録はされていません。
●効果説明や使い方等
発動条件が少々厳しく、その効果から同名カード3枚目以降のフィールド魔法として使用されるのが一般的です。フィールド魔法カードには汎用性の高いサーチカードである「テラ・フォーミング」が存在することから発動自体は容易なため、通常のデッキ構築では採用率はやや低めなカードです。
相性が良いカードは「チキンレース」で、フィールド魔法カードはその性質上張り替えが可能なことから、」複数枚引くことが出来れば墓地へ送ることは容易です。
多量のライフコストを必要としますが、疑似空間で効果を使いまわすことにより最大で6枚ものドローを行うことが出来ます。また、「疑似空間」の1番の強みは発動などを行わずコピーをするので様々なフィールド魔法カードのデメリットを踏み倒すことが出来ます。
「オレイカルコスの結界」は発動時に特殊召喚モンスターを全破壊するデメリットがありますが、「疑似空間」は発動後任意のタイミングで同名効果を得ることから実質的にコピーしたカードの発動を行いません。
また、「炎王の孤島」などの場合は墓地へ送られた場合などに自身のモンスターを全破壊するデメリットが存在しますが、「疑似空間」で効果をコピーした場合はフィールドから離れた時に効果が切れることから破壊を防ぐことができます。
フィールド魔法を墓地へ送るギミックとしては、張り替えを行ったり除去を行う方法と「召喚僧サモンプリースト」などでコストとして使用し墓地へ送る方法がありますが、いずれもかなり高いデッキ構築難易度となるため非常に扱いの難しいカードと言えます。
●まとめ
ノーマルレアでの登場でしたが、使用用途が非常に限られていたこともあって価格は200円前後でした。
その後「チキンレース」の登場により徐々に需要は高まり、現在は600円前後となるなど少しづつ値上がりを続けています。