禁止カードで上手に稼ぐ方法
遊戯王カードには制限・禁止カードというシステムがあります。
これはある一定以上の強さを持ったカードを禁止カードとして指定して、大会等では使用不可とするシステムで「リミットレギュレーション」と言います。販売メーカーのKONAMIが、ゲーム環境にパワーバランスを付けるように定めた制度です。
遊戯王カードでは、同じカードを通常3枚までデッキに投入することができますが、禁止カードとして指定されたカードは、大会ではルール上、使用することができなくなります。
また、個人間のゲームの上であっても、リミットレギュレーションに従って使用するのがマナーになっています。そのため、禁止カードの場合、売れたとしても値段はたかがしれています。
ただし忘れてはいけないのは、価値がなくなってしまったのは禁止カードとして指定されてしまったということだけが原因であって、カードとしての強さ自体はそのままだということです。
気になるポイントは、禁止カードとして指定されたカードは永続的に禁止カード扱いなのでしょうか?実はそんなことはなく、一時、強すぎるとして禁止されていたカードが、数年後には禁止解除つまりは、緩和されて禁止が解かれるということもあるのです。
禁止カードの禁止指定が解かれた場合、そのカードはデッキに必須な強力カードとなり得ます。結果、皆がデッキ強化のためにそのカードを欲しがるので需要が急上昇し、売買レートも跳ね上がるわけです。
禁止カードの上手な売買方法
禁止カードの指定リストとなるリミットレギュレーションは、現時点では年に4回、改定されることになっています。
改定のたび、その時点では最も威力のあったカードたちが1枚しか使えない制限カードになったり禁止カードに指定されたりして、その後は新弾パックの制限に当たらないデッキテーマがゲーム環境を支配することになります。
なぜなら強力カードでも3枚デッキ投入が可能だからです。その結果、また新しい禁止制限リストが出て、ゲーム環境が調整されることが繰り返されます。ですから、ゲーム環境によって流行のカードは変わってくるのが遊戯王カードなのです。
ゆえに、一旦禁止されたカードが試験的に再度使用できるようになったり、次の改訂でまた禁止指定されたり、といったことも起こります。
また、環境が高速化されることで、もう禁止するほどのレベルではないと判断されたカードの禁止が解かれるということもあります。そういった、”かつての禁止カード”の売買が、上手に稼ぐ為のポイントなのです。
禁止指定が解かれそうなカードを予想する
禁止カードはゲームに使用できませんので、禁止リストに載っている限りは価値がありません。ですので、安価で購入することが可能です。
もしその安価で購入した禁止カードの禁止制限が解除されたら、そのカードは当然、購入した際の金額よりも高く売ることができるようになります。つまり、禁止カードを安く仕入れ、禁止が解かれた時点で売れば、差額を稼ぐことができるのです。
リミットレギュレーションが発表される時期はあらかじめ決まっています。この時期が近くなると、皆環境のカードを売って、新たな制限に対する備えをし始めます。
何年もやっている人やカードゲーム事情に詳しい人になると、新たに禁止制限が入るであろうカードや逆に制限が解かれるであろうカードを予想して、禁止制限リスト改定直後の転売を狙ってきます。
ですから制限リスト改定の時期は、禁止カードの需要が少し上がる時期でもあるのです。昔のカードを知らない初心者であれば、このあたりの予想はまだなかなか難しいかもしれません。
そのあたりは、是非、遊戯王カードファンのブログや、情報サイトをみて勉強してみることをオススメします。ちなみに現時点での禁止カードリストの情報は、遊戯王カードゲームの公式サイトやウィキペディアで知ることができます。
上手に予想をすることができれば、100円で購入した禁止カードを禁止が解除された時点で1,000円で売る、なんてことも可能になります。