ライトロードデッキについての紹介
遊戯王OCGには数多くのデッキテーマがあります。
今回は、その中からライトロードデッキについてご紹介します。
ライトロードモンスターは、2008年頃にライト・オブ・デストラクションのパックで初登場したカテゴリーであり、全てが光属性で統一されており、自分のエンドフェイズにデッキの上からカードを複数枚墓地に送る共通効果を持っているのが特徴です。
”墓地は第2の手札”と呼ばれる遊戯王カードでは、カードを墓地に送る作業である、「墓地肥やし」が非常に重要なウエイトを占めており、積極的に墓地を肥やすことができるライトロードは、扱いやすく初心者に向いたカテゴリーと言えます。
概要
基本的な動きは各種のライトロードモンスターで墓地を存分に肥やして、切り札である「裁きの龍」を特殊召喚しフィールドを一層し大ダメージを与えフィニッシャーとする。
ライトロードは、優秀なモンスター効果を持つモンスターが多くまたサポートカードも豊富であり、様々な面が評価され、登場して以来、環境上位に食い込んでいました。
また別のテーマのカードとも相性が良い事もあり様々な混合デッキが作れる、現在は、全盛期並の威力はありません、目的としたカードが上手く墓地へ送れた際の爆発力は非常に高く現在の環境上位のデッキに充分に勝てます。
主力カードの紹介
モンスターカード
墓地にライトロードが4種類以上いる時に手札から特殊召喚できる召喚ルール効果と、ライフポイントを1000払うことで自身以外のフィールドを一掃する起動効果、ライトロードと同じくエンドフェイズに発動する共通効果を持っています。
攻撃力は3000と、あの「青眼の白龍」に匹敵する高打点で、カードアドバンテージを失うことなくライフコストだけで発動できる全体破壊は、極めて強力。このカードの召喚が通れば、ゲームエンドに持っていく力を充分に持っています。
手札を1枚捨てることで、墓地のライトロードを特殊召喚する起動効果を持ち、同名カードも蘇生できる他、後述する「ライトロード・アサシン ライデン」なども蘇生することが可能なので、ランク3のエクシーズモンスターや、シンクロ召喚等にも繋げるための展開の中核を担うカードです。
また、墓地に存在していないライトロードモンスターを手札から落とすことで、墓地のライトロードの種類を調整し「裁きの龍」を召喚しやすくする役目を果たすこともできます。
表示形式を守備表示に変更することで、フィールドの魔法・罠を除去する起動効果を持つ。効果が通れば確実にアドバンテージを稼ぐことができ、ライトロードが苦手とするメタカードの永続魔法や永続罠を除去する役目を持つことが出来る。
また、攻撃力が1700とアタッカーになり得る数値を持っているため、切り札である「裁きの龍」が苦手とする「奈落の落とし穴」が伏せてあるかどうかを確かめるための囮役として使うこともできます。
守備表示になるため、攻撃力でかなわない状況でも、出して効果が発動できれば、魔法・罠カードの除去を行いつつ、エンドフェイズに墓地肥やしを行う壁としても役割を持つことが出来て優秀です。
守備表示モンスターを攻撃した際に、ダメージ計算を行わずに戦闘相手をデッキへ戻す誘発効果を持っています。破壊しても、何度もフィールドに戻ってくるPモンスターや、「ファイヤー・ハンド」などの効果発動を通すと厄介なリクルーターなどをデッキバウンスという最高の形で除去することができる。
また、ライトロードと相性の良い「ADチェンジャー」と組み合わせることで、切り札級の高打点や、「裁きの龍」の効果では破壊不可能な耐性を持っているモンスターを除去することもできます。
下級ライトロードで唯一、メインフェイズに墓地肥やしが可能な起動効果を持つレベル4のチューナー。自身の効果で、「ライトロード・ビースト ウォルフ」や「ライトロード・アーチャー フェリス」が運良く落ちれば、ランク4のエクシーズ召喚やレベル8のシンクロ召喚を狙うことができ、「ライトロード・サモナー ルミナス」の効果で蘇生させることで、レベル7のシンクロ召喚をも繋げることができます。
また、攻撃力が上がる上昇値も微量ではあるが、1種類でもライトロードが落ちれば、「裁きの龍」の特殊召喚を妨げる「ライオウ」と相打ちすることができるので中々に強力なカードです。
エクストラデッキ
素材に光属性の指定がありますが、ライトロードは全て光属性で統一されているのでチューナーさえ採用してるのならばシンクロ召喚は難しくないはずです。
効果もライフ1000支払いフィールドのカード1枚を除外できる効果は単純に強力です。破壊された場合、墓地のライトロードを任意の枚数デッキに戻してその数×300のライフを得る事ができデッキ切れが心配な時とかに役に立ってくれます。
ランク4のライトロードのエクシーズモンスター。墓地絶やしができてドローもできる場合がある強力な効果です。
破壊された時にも墓地絶やしができて相手のカードも破壊できる場合もあって便利です、しかも「ライトロード・ビーストウォルフ」や「ライトロード・アーチャ―・フェリス」等が落ちれば次の展開に繋ぐ事もできます。
魔法・罠カード
手札交換&墓地絶やしを行うライトロードデッキの3枚積み確定の必須カード。このカードで手札交換をしつつ墓地を絶やします。連続で引けたら1ターン内で「裁きの龍」召喚条件が揃えられます。
墓地絶やしをしながらレベル4以下のライトロードを手札に加えられる強力サーチカード。現在の状況を見て必要となるライトロードを加えます。終盤に引くと少し辛い…。
フリーチェーンでフィールド上モンスター1体の効果を無効にできる便利カード。墓地から除外して敵モンスター1体の効果をエンドフェイズ時まで無効にできる効果もあるので積極的に墓地を絶やすこのデッキと相性が良いです。
主な使用方法と理想的なコンボ解説
序盤は、サポートである「光の援軍」や「ソーラー・エクスチェンジ」を使って、手札交換しつつ、墓地を肥やします。
更にここで、「ライトロード・サモナー ルミナス」を手札に握りつつ、墓地のライトロードの種類を増やしていきます。
手札交換が出来ない場合は、下級ライトロードを通常召喚して、少しでも多く墓地肥やしを行います。
中盤には「ライトロード・サモナー ルミナス」の蘇生効果を中心にフィールドにモンスターを展開し、エクシーズやシンクロ召喚を行っていきます。
墓地に4種類揃って「裁きの龍」が出せる状態ならこのタイミングという時に出しましょう。安易に特殊召喚すると「奈落の落とし穴」等に引っかかる場合があるので注意!
このデッキの弱点
ライトロードは、墓地への依存度が非常に高いテーマであるため、「マクロコスモス」や「次元の裂け目」等の除外ギミックを持つデッキに対して非常にもろい。
対策カードとして「ギャラクシーサイクロン」等を用意しておけば、墓地メタの永続カードがフィールドに出てきても即破壊できるので怖くありません。
序盤に動きにくいのも厳しいです。墓地にモンスターを溜めなくてはいけない特性上、どうしても最初の1~2ターンは選択肢が狭くなってしまいます。
上記のように、とにかく除外が苦手であり、準備が必要なため、相手に先攻で「M・HERO ダーク・ロウ」のようなモンスターを立てられると、何も出来ずにゲームエンドまで持っていかれる可能性もあります。
サイドデッキに除外行為ができなくなる「王宮の鉄壁」を用意しておくのもいいかもしれません。