リビングデッドの呼び声の情報・買取価格等をピックアップ!
①:自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。
「リビングデッドの呼び声」は2000年9月28日発売のCurse of Anubis -アヌビスの呪い-で登場しました。
墓地のモンスターを対象に攻撃表示で特殊召喚し、「リビングデッドの呼び声」がフィールドから離れた時や特殊召喚されたモンスターが破壊された時にそれぞれ連動して破壊される効果を持つ永続罠カードです。
登場時のレアリティはノーマルレアで、その後多数のストラクチャーデッキやDUELIST LEGACY Volume.1 、ブースターSP-トライブ・フォース-などで再録されています。
2001年1月15日に制限カードに指定され、2008年3月1日に禁止カードとなっています。その後2009年9月1日に制限復帰を果たし、2011年9月1日の準制限解除を経て2012年3月1日に制限解除されました。
●効果説明や使い方等
蘇生されたモンスターは「リビングデッドの呼び声」がフィールドから離れた場合自壊してしまうデメリットを持っていますが、効果の無効化や攻撃の制限などが一切無い状態での蘇生が可能となるカードです。特にフリーチェーンで発動出来るため奇襲性に優れ、バトルフェイズ中に蘇生することで更なる追撃が可能となります。
また、相手の動きを見てからメタ効果を持つモンスターを蘇生することで効果を不発にすることが出来るため非常に汎用性の高いカードと言えます。
例として、相手の通常・永続罠カードの発動に「リビングデッドの呼び声」をチェーン発動し永続効果を持っている「人造人間-サイコ・ショッカー」を特殊召喚することで罠カードの発動を封じることも可能です。
ここで注意すべき点は、特殊召喚するモンスターの効果が誘発効果の場合、同一チェーンでは発動できず効果処理後に発動する点にあります。
さらに、「リビングデッドの呼び声」をチェーン発動した場合は「~する」といった強制効果や「~された場合~出来る」といった場合の任意効果でなければタイミングを逃してしまうため、「~された時~出来る」といった時の任意効果は効果の発動が出来ません。
具体的な例としてセットされている「リビングデッドの呼び声」を対象に「サイクロン」を発動された時に、
チェーン1 サイクロン
チェーン2 リビングデッドの呼び声(対象を聖鳥クレイン)
とした場合、逆順処理を行うので
①リビングデッドの呼び声の発動後、聖鳥クレインを特殊召喚
②サイクロンの処理を行いリビングデッドの呼び声が破壊(リビングデッドの呼び声のデメリットにより蘇生モンスターも破壊)
③効果の処理後は破壊されてしまっているが、聖鳥クレインは強制効果なので発動タイミングを逃さず効果の処理を行う
といった流れになります。
この時、蘇生するモンスターの効果が時の任意効果だった場合は発動タイミングを逃し効果の発動が出来ないので、使用する際はプレイングに注意が必要です。
蘇生したモンスターが破壊された場合は「リビングデッドの呼び声」も破壊されてしまいますが、バウンスやエクシーズ素材としてフィールドから離れた場合は「リビングデッドの呼び声」は破壊されず場に残り続けます。
この処理を利用して「BF-精鋭のゼピュロス」などの効果で「リビングデッドの呼び声」を手札に戻し、再利用することも可能となっています。
●まとめ
「決闘者の王国編」にてゴースト骨塚が使用しています。その後もアニメGXで様々なプレイヤーが使用するなど原作においても汎用蘇生カードとして活躍しました。
登場時の環境においては破格の性能を誇り、ノーマルレアだったため入手も困難でしたがその後すぐに再録があり制限や禁止に伴い徐々に価格は落ち着きました。その後もかなりの数の再録があったため低レアリティの物の価格は低めですが、人気のある汎用カードなのでウルトラレアの物などは未だに高い価格となっています。
現在ノーマルやゴールドレアの物は50円前後、スーパーレアで500円前後、ウルトラレアの物は1500円前後となっています。