攻撃の無力化の情報・買取価格等をピックアップ!
(1):相手モンスターの攻撃宣言時に、その攻撃モンスター1体を対象として発動できる。その攻撃を無効にする。その後、バトルフェイズを終了する。
「攻撃の無力化」は2000年12月7日発売の遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記の付属カードで登場しました。
相手モンスターの攻撃ン宣言時に発動を行い、攻撃の無効後バトルフェイズを終了する効果を持つカウンター罠カードです。
登場時のレアリティはウルトラレアで、決闘者の栄光-記憶の断片- side:闇遊戯やストラクチャーデッキ-海馬瀬人-などで再録されています。
●効果説明や使い方等
相手モンスターの攻撃宣言時にその攻撃モンスターの攻撃を無効にし、その後バトルフェイズの終了を行うというシンプルな効果を持っています。
攻撃モンスターを対象にとる必要があるため、「オベリスクの巨神兵」や「彼岸の巡礼者 ダンテ」といったモンスターに対して発動を行うことが出来ない点はマイナスですが、攻撃の無効化後にバトルフェイズの終了も行うことが出来るため、防御カードとして高い性能を誇ります。
通常罠カードではなくカウンター罠カードなので「王宮のお触れ」や「トラップ・スタン」などの通常罠カードをチェーン発動される心配がなく、モンスター効果に対しても強いカードです。
防御カードとして有効なカードとなっていますが、発動条件が限定されているため除去に弱く、罠カードの発動を無効にすることが出来るカードの多くが「ギャクタン」や「神の宣告」などのカウンター罠カードなのでカウンター罠である利点を活かしきれずに無効にされる場合も多く、やや使い勝手の悪さが目立ちます。
また、現在の環境においては「SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング」や「幻層の守護者アルマデス」といった戦闘を行う際に魔法・罠カードの発動を封じる永続効果を持つモンスターが多いため、このカードを含む発動条件が相手モンスターの攻撃宣言時などに限定されているカードは発動の機会を逃してしまいがちです。
無効となる確率はあがってしまいますが、フリーチェーンで発動できる「威嚇する咆哮」や「和睦の使者」、スタンバイフェイズに発動を行う「覇者の一括」といったカードの方が使いやすく、現環境においては汎用性や優先度で大きく劣ってしまいます。
現在はバトルフェイズの終了を行う誘発効果を手札から発動できるカードも多いため、採用率や優先度は低く、ファンデッキ向けのカードとなっています。
●まとめ
遊戯王DMの決闘者の王国編において海馬のデッキを使用した腹話術師が使用しており、その後はデッキを取り戻した海馬がペガサス戦やデュエルロボ戦で使用しています。このほかにも同作品中においてレオンが、アニメGXにおいてナポレオンや漫画GXにおいて三沢などがそれぞれ使用しており、防御手段として多くの作品で登場しているカードです。
登場時は魔法カードとなっており、アニメにおいては速攻魔法であったりとカードの種類が異なっていましたが、GX以降はカウンター罠カードに変更されています。後に「攻撃の無敵化」や「攻撃の無効化」など別作品においてリメイクカードが登場しており、人気の高いカードであることが分かります。
現在の価格はG4のウルトラレア仕様で200円前後、そのほかのレアリティで50円前後となっています。